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リクガメの飼い方&必要なアイテム9点

「リクガメの飼い方が知りたい」
「リクガメを飼うのに必要なものは何だろう」
「リクガメってどのくらいの大きさまで成長するの?」

こうお考えではないですか?

この記事では、九州で3店舗の熱帯魚ショップ(福岡県北九州市小倉・佐賀県トライアル上峰店内・長崎県長崎市)を展開するアクアペットが、リクガメの飼い方と必要なアイテムをご紹介します。

必要なアイテムは図解で解説しておりますので、これからリクガメを飼いはじめようとしている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

この記事の作成・監修者
アクアペット小倉副店長 武田 翔太
アクアペットエリアマネージャー 西田 暁良

リクガメ飼育に必要なアイテム9点

さっそくリクガメ飼育に必要なものを見ていきましょう♪上の画像は各アイテムの設置例ですので、照らし合わせながらチェックしてくださいね。

リクガメ飼育に必要な9点
  1. 飼育ケース
  2. 紫外線照明
  3. 保温器具
  4. 温湿度計
  5. 床材
  6. シェルター
  7. エサ入れ・水入れ
  8. エサ
  9. サプリメント

リクガメ飼育に必要なアイテム1:飼育ケース

出典:Gex

リクガメの飼育ケースの大きさは、以下を目安にしてください。

リクガメの飼育ケースの選び方

10cmまでの個体:幅60cm×奥30cm程度
10cm以上の個体:幅90cm×奥45cm程度

ガラス製で、フロントドアがあるものだとお世話や掃除がしやすいです。大型になるのが予測されるリクガメなら、あらかじめ成長した後の大きさも考えてサイズを選びましょう。(※リクガメの種類別のサイズについては、記事後半で詳しく解説しています!)

また、リクガメは活発に動き回ります。そのため小さなケージでは過度なストレスになることも。

さらに、カメは変温動物であることも十分理解しましょう。ケージ内に温度勾配をつけて、暖かい場所と涼しい場所を作ってあげる必要があります。そのためにも、広めのケージで飼育することは大切なのです。

リクガメ飼育に必要なアイテム2:紫外線照明

野生下のリクガメは、紫外線を浴びてビタミンD3を合成します。このビタミンD3にはカルシウム吸収を促すはたらきがあり、骨格の形成に重要な栄養素

しかし、室内での飼育下ではリクガメは太陽光を浴びることができません。そのために必要なのが、紫外線照明。リクガメの健康維持に不可欠なアイテムですので、室内飼育下では必ず設置してあげましょう。

紫外線を照射できる爬虫類専用のものを使い、1日あたり12時間程度は紫外線を浴びられる環境を作ります。あわせて気候の良い季節には、時々屋外で日光浴できる機会も与えてあげましょう。

リクガメ飼育に必要なアイテム3:保温器具

出典:SANKO

リクガメの保温器具としては、以下の3種類があると安心でしょう。

リクガメの保温アイテム
・全体保温球
・バスキングランプ(局所保温)
・パネルヒーター

リクガメを飼育する場合は、飼育ケージ内を26〜36°Cに保つ必要があります。とくに冬場は温度が下がりすぎないよう注意しましょう。

また、リクガメは変温動物ですので、体温が調整できる環境を作ってあげる必要があります。バスキングライトを設置し、局所保温できる場所(ホットスポット・バスキングスポット)を作りましょう。

バスキングライトによって生体が火傷しないよう、設置位置に注意しましょう!

出典:Gex

リクガメ飼育に必要なアイテム4:温湿度計

出典:Gex

リクガメを飼育する場合は、飼育ケースを26〜36°Cに保ちましょう。そのためには温湿度計を設置し、定期的にチェックする必要があります。

リクガメ飼育に必要なアイテム5:床材

出典:Gex

清潔な空間を保つため、排泄物が見えやすい床材を選びましょう。また、リクガメの種類によって乾燥を好むか、湿潤を好むかが異なります。以下を参考にしてください。

主な乾燥系・湿潤系リクガメ
乾燥系リクガメ:ギリシャリクガメ、ロシアリクガメ(ヨツユビリクガメ・ホルスフィールドリクガメ)、パンケーキリクガメ、ケヅメリクガメ、ヒョウモンガメなど
湿潤系リクガメ:インドホシガメ、ビルマホシガメ、アカアシガメなど

乾燥を好むリクガメの床材には、乾燥したヤシガラ土やバークチップなどがおすすめです。一方湿潤を好むリクガメの場合、湿らせたヤシガラ土や吸湿性のあるソイルがいいでしょう。飼育ケース内の湿度を上げることができます。

リクガメ飼育に必要なアイテム6:シェルター

出典:スドー

生体の甲羅がすっぽり入るような、落ち着いて身を隠せる大きさのシェルターを選びましょう。紫外線を回避したり、ストレスを軽減させるはたらきもあります。

リクガメ飼育に必要なアイテム7:エサ入れ・水入れ

出典:Amazon

エサ入れ・水入れは浅めのものが好ましいです。深いものですと段差に引っかかり、リクガメがひっくり返ってしまう恐れがあります。また、リクガメが容器をひっくり返してしまわないよう、重さのあるものを選びましょう。

甲羅に高さのあるリクガメは、ひっくり返ると自分の力で起き上がれないことも多いです。リクガメの甲羅の内部には上側に肺が、下側にその他の内臓があり、ひっくり返ったままの状態が続くと内臓の重みで肺が圧迫されてしまいます。野生下のリクガメはそのまま死んでしまうことも。飼育中は、リクガメがひっくり返ってしまっていないか、またひっくり返りやすい環境になっていないか十分気を付けましょう。

リクガメ飼育に必要なアイテム8:エサ

出典:Gex

リクガメは主に草食性です。小松菜・チンゲン菜などを与えて飼育することも可能ですが、栄養の偏りを防ぐために専用フードやサプリメントも併用しましょう。餌の与え方については、後ほど詳しく解説します。

リクガメ飼育に必要なアイテム9:サプリメント

出典:Gex

リクガメの飼育で不足しがちな栄養素はカルシウムです。サプリメントでカルシウムを補いましょう。偏食がある場合はビタミン剤もあるとバランスが良いです。

リクガメ飼育の方法

リクガメ飼育に必要なアイテムがわかったあとは、飼育の方法を見ていきましょう!

リクガメのエサのやり方

主食は小松菜・チンゲン菜・サラダ菜・大根の葉などがおすすめです。栄養が偏らないように、補助として人工フードも併せて与えましょう。ベビーには1日に数回、アダルトは1日に1回を目安に個体に合わせて調整しましょう。

リクガメのサプリメントの与え方

カルシウム剤は毎日一つまみ程度エサにかけて与えましょう。飲み水に加えて補給できるものもあります。

リクガメのケージの管理

リクガメ飼育の日中・夜間の適温の目安は以下です。

リクガメ飼育の温度目安
・日中:32〜36°C程度
・夜間:26〜28°C程度
・バスキングスポット:39°C前後(生体の火傷に注意)

飼育に適切な湿度は、飼育するリクガメの種類によって異なります。しかし、もともと乾燥地帯に生息するリクガメ(ギリシャリクガメ、ケヅメリクガメ、ヒョウモンガメなど)でも、湿度40%程度以上に保つ必要があります

日本国内の湿度は、冬場から春先にかけては10度台に落ち込みます。温湿度計で確認し、種類に応じた湿度を保てるようにしましょう。

リクガメの温浴

週に1回ほど、35℃位のお湯に入れて10分くらい温浴しましょう。水を飲む目的でもあります。温度が下がったり排泄したら水を交換しましょう。

ここまでがリクガメの飼い方と必要なアイテムの解説です。後半はリクガメの種類や寿命、食性などの基礎知識を解説しています。種類別のサイズの目安もご紹介しますので、「どの種類のリクガメを飼おうかな」と悩んでいる方は、あわせて参考にしてくださいね。

リクガメの種類・寿命などの基礎知識


リクガメ(英語表記:Tortoise)はアフリカ大陸をはじめ、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、アジア、北米、中南米などに分布する生き物。「100年生きるのは普通」と言われるほど寿命は長いです。

たとえばセーシェル諸島を中心に分布するアルダブラゾウガメの寿命は80〜120年ほど。中には150年以上生きたアルダブラゾウガメもいるのだとか……。

ちなみにアクアペットでも取り扱いのあるケヅメリクガメの平均寿命は約30年ヘルマンリクガメの寿命は約30〜50年と言われます。「亀は万年」と言われますが、やはりリクガメは長生きするペットなのですね!

リクガメの主な種類

リクガメには30種類以上が存在しますが、ここでは代表的な8種類をご紹介します。

ケヅメリクガメ

ケヅメリクガメのペア@アクアペット長崎

甲長(甲羅の大きさ)が最大80cm以上になります。モロッコタイプは色白でコブが出にくく、ガーナタイプはコブが出やすく色黒。寿命は平均30年ほど。草食性で、野生のケヅメリクガメは多肉植物、果物を食べます。

ホシガメ(インドホシガメ)

甲長最大35〜40cmほどに成長します。オスよりメスの方が大きく育ち、オスが甲長20cm以上になることは珍しいです。寿命は25〜30年ほど。草食性で、野生下では木の葉や多肉植物、花、果物を食べます。

ヘルマンリクガメ

ベビーサイズのヘルマンリクガメ@アクアペット佐賀

甲長最大15〜35cmほど。もっとも小さい種類はダルマティアヘルマンリクガメ。寿命は30〜50年ほどです。雑食性(主に草食性)で、野生のヘルマンリクガメは草の他に果物や昆虫、陸に住む貝類も食べます。

アカアシガメ

甲長は最大50cmほどに成長します。寿命は30〜50年ほど。前足の前方の鱗が赤くなることが名前の由来。頭部も赤くなります。雑食性で、野生下では木の葉や花、果物、サボテンのほか、キノコや昆虫、動物の屍肉を食べることもあります。

ヒョウモンリクガメ(ヒョウモンガメ)

最大甲長は70cmほど。アフリカではケヅメリクガメと同様にポピュラーな種。寿命は野生下では80〜100年、飼育下では30〜70年ほどと言われます。草食性で、野生下では草や木の葉、果物、多肉植物、キノコを食べます。カルシウム補給のため肉食生物のフンを食べることも。

ギリシャリクガメ

オスメス共に甲長25〜30cmほど、最大甲長38cmに成長します。寿命は約30〜50年。名前は甲羅の模様がギリシャ織のようになっていることに由来。草食性で、草の他木の葉や花、果物を食べます

ロシアリクガメ(ヨツユビリクガメ・ホルスフィールドリクガメ)

ヨツユビリクガメとも呼ばれます。4本爪を持つことから名付けられました。甲長は最大28cmほど、寿命は30〜50年ほどです。草食性で、葉や花、果物を食べます。

パンケーキリクガメ(パンケーキガメ)

パンケーキリクガメ@アクアペット佐賀(※現在は入荷しておりません><)

体長15〜20cmほどで、寿命は20〜30年ほど。パンケーキのように平たく、触ると柔らかい甲羅を持ちます。草食性で、野生下では草や多肉植物を食べます。

インドホシガメ、パンケーキリクガメ(パンケーキガメ)はワシントン条約(サイテス)の「附属書Ⅰ」に指定されており、国際的な商業取引が禁止されています。

参照:ワシントン条約の附属書リスト(動物)|経済産業省

参照:ワシントン条約(CITES:サイテス )について

あなたも今年はリクガメ飼育にチャレンジ!

ベビーサイズのかわいいヘルマンリクガメ

いかがでしたか? リクガメ飼育に必要なアイテムと、飼育上のポイント、種類別の基礎知識を解説しました。

リクガメは学習能力があり、お世話をしてくれる飼い主を認識できます。そのため飼い主の手から餌を食べたり、飼い主を後追いするようなかわいい仕草を見せることも。気候が良いときには屋外で一緒にプチ散歩なども楽しいでしょうね!

あなたもこの記事を参考に、ぜひリクガメを飼育してみてください♪

飼い方シリーズ更新中!

アクアペットでは、これから淡水魚や海水魚、爬虫類などのペットを飼い始める人に向けた記事を更新中です。

初心者に向けて、必要なアイテムの設置例を図解しております。

ぜひ参考にしてくださいね。